「勉強しても成績が上がらない」
「読んだ本をすぐに忘れる」
「勉強の効果がいまいち感じられない」
一生懸命勉強や本を読んで学ぼうとしているのに
なかなか成果を感じられるず伸び悩んででしまう。
勉強する人の誰もが思うことではないでしょうか?
そこで今回は効率的に記憶に定着しやすい勉強法を紹介したいと思います。
効果が薄い勉強法
勉強方法は人それぞれ違うと思います。
今まで行ってきて慣れている方法に頼りがちだと思いますが
あまりにも結果が出ないと
「そもそもその勉強方法が正しいの?」
と疑問に思えてきますよね。
そこで、まず初めに作業的なやり方になってしまいがちな
効果の薄い勉強のやり方を紹介します。
作業的にやってしまう勉強法
・注釈を入れる
・蛍光マーカー
・語呂合わせ
上記の方法は、結構誰もがやりがちなスタイルだと思いますが
実は、あまりオススメできない勉強法ないんです!
教科書や本に自分が重要と思う部分にコメントを書き足したり
重要事項に蛍光ペンで線を引く。
重要と思う部分を見やすく出来ますが
繰り返しその部分を何度も開いて読み返さない覚えられないですよね?
語呂合わせなんかは、資格試験などのテスト勉強には向いているかもしれませんが
本質が分からないので、なかなか引き出すのが難しいです。
効果的な勉強法
最も記憶に残しやすい、学習の仕方に「アクティブラーニング(能動的学習法)」があります。
自分が思考しながら、よりアウトプットに特化したやり方ですね。
重要なのは学びたい事の本質を掴み、
それをいつでも引き出せるようにする事です。
まずは、能動的な勉強法の種類に「言語化」と「想起」の2つがあります。
言語化
言語化する勉強方法の中に、自己解説というものががあります。
自己解説とは「自分が知っている情報と関連性があるかを解説する」ことです。
例えば、たくさんの本を読んでいくと
過去も読んだことがある、重複した内容が時折載っていることがあります。
そもそも知識というのは先人たちの知識をずっと継承しているものであるので
表現や言葉の使い方が違うだけで、内容としては同じという事はたくさあります。
「この本は、○○という事を言っているんだな」
それらの内容を自分の頭の中の知識と関連付けていって
自分の言葉で解釈してくことがとても大事ですね。
内容を理解して、それを自分の頭の中の引き出しにカテゴリー分けして
たくさん勉強したことを隅々まで整理していくイメージです。
ティーチング・テクニック
又、言語化の中にも、「ティーチング・テクニック」というものがあります。
簡単に言えば「10歳児に理解できる言葉に変換」することです。
大学の授業で、教授が専門用語ばかり並べて次々と話しをされてますが
そもそも用語の意味を知らない場合、調べてたり理解することから始まりますよね?笑
日本語って、含みがとても多い言語なので、齟齬がかなり発生します。
例えば、「子供の背が高い」
これを聞いて、身長が何センチかをイメージする時
人によっては全く違ってきます。
1〜2才くらいのお子さんをイメージすると
80〜90センチでも大きい子供であるし
小学6年生をイメージすると
170センチのモデルのような子供もいますよね?
このように、約100センチも誤差が出てしまうのが
日本語の曖昧さです。
曖昧さを排除した言葉を「浅い言葉」といいます。
「身長170センチの小学生」
「体重4,500グラムの赤ちゃん」
とかですね。
これなら誰もが同じ大きい子供をイメージできます。
これをYouTubeで実際に使っているのが
2チャンネルを開設した「ひろゆき」さんですね。
コメントに質問されたことを、その場で何でも答える
ライブ動画をたまにやられているのですが
どんな複雑なジャンルや説明しにくい話題も
とても簡潔に明確に、分かりやすい言葉となって
返答をされているんですね
これをできるのが、本当に頭の良い人間なんだなと思います!
学んだことをアウトプットするには、誰でも分かりやすくロジカルに説明が出来るまで
本質を捉えていることが必要なんです。
ロジカルに捉えるとは
- 理由 (なぜそうなったのか)
- 方法 (どんな方法があるか)
- 手段 (どのようにやるか)
これを意識して伝える事で、より理解してもらえるようになります。
繰り返しますが、難しく捉えるのではなく
誰もが理解できる言葉へ変換していきます。
想起
アクティブラーニングには、想起というものがあります。
さらに、想起学習の中にも、「分散学習」と「模試」の代表的な区分けがあります。
分散学習
分散学習は、ジャンルを分けて勉強時間を区切って行う方法です。
例えば、受験勉強なら3つの教科を20分づつ区切って勉強する事で、締め切り効果を作りやすく20分間集中し続けて学習を行えます。
模試学習
模試学習とは。自分でテストを作って受ける方法です。
学習のポイントや言いたい事は何かを理解するために、自分で関連付けして問題を出して
その答えを重要点として記憶に残しやすくします。
そしてこれを、1日後・1週間後・2週間後に復習(再読)を繰り返して記憶定着させます。
エビングハウスの忘却曲線という、有名な図があります。
これはドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスが導いたもので
人は1時間後に54%もの記憶を忘却してしまい
1日後には74%も忘却してしまいます。
そして、2日後にはほとんどが記憶には残ってません。
なので、そのタイミングでテストを受ける事で
忘れてしまった記憶を思い出し、定着させる事できるのです。
最初は、覚えたい事やテーマ性を決めて徐々に範囲を広げていく
「言語化」や「想起」といった方法を紹介しましたが
いきなり全てを活用するのは、自分には難しいなぁ。。と思った方
完璧にはじめようとする必要はないですよ。
コツとしては自分の興味のある事やテスト範囲など
覚えたい箇所をあらかじめ決めて
それを徐々に範囲を広げていくというやり方です。
まずは、小さな学習から習慣化すれば
大きな範囲も網羅する勉強が可能になるはずです。
まとめ
脳を回転させて、言語化と想起を繰り返し記憶の定着効率をあげる
学習をするうえで、とにかく言語化と想起を繰り返し行ってみてください。
基礎として勉強の週間をもつ事は大切ですが、そのうえで言語化と想起を繰り返して
自己解説・ティーチングテクニック・分散学習・模試を何度も順繰り
順繰り行って記憶の定着を図ります。
人はたくさんの物事を忘却していきますが、貴重な時間を使ってせっかく覚えた事を
何かに生かす事もなく忘れていまうのはとても勿体ない事です。
勉強方法を見直し、インプットからアウトプットを直結して出来るように
言語化と想起の繰り返しをして、効率的に記憶に定着する勉強ができたらと思います。
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