「Obsidian オブシディアン」というアプリが数年前から話題になっていて
評判もいいのはなんとなく知っていたけど、
自分に合った使い方がよくわからない、
調べてもパッとしない情報しか得られない、
という方は多のではないでしょうか。
私も、いろんなサイトを散々調べ尽くして
情報のかけらを寄せ集めて、海外の情報配信者からもインプットして
ようやく体系化できた活用方法がありましたので
共有します。
動画でも解説しています↑↑
ぜひ参考にしてください。
obsidianアプリの特性を活かすには機能を絞る
このアプリは、非常に使い勝手が良いです。
機能は多岐に渡っているのもあって、ノートアプリとして
やろうとしていることは、ほとんど何でも出来ます。
ですが、なんでも出来る機能があるがゆえに
実際に何をすれば良いかわからなくなってしまう
贅沢な悩みにぶち当たります。
器用貧乏というか、真っ白いキャンパスを目の前にして
なんでも書いてくださいと言われたような感じです。
運営会社的には「第二の頭脳を作る」というキャッチワードを
売りにしているようです。
上記のように、アプリの表示設定の中に
脳内シナプスが電気信号を行き来させているような
視覚的にワクワクするビュー機能も備えています。
ですが、
このヴィジュアル的にも魅力的な素晴らしい機能を
今回はあえて使わないんです。
理由は単純で、情報を整理したり、関連性を見つけたりするには
ノートに書いた各ページの内容を一覧で見れた方が、合理的だからです。
システムに振り回されるんじゃなくて、
自分の用途に最適化するのを優先すべきだと思うんですね。
シンプルに使いやすい数個の機能だけを組み合わせて
「デジタル手帳」としてobsidianを使うことが
最適化された活用方法であると結論に至りました。
デジタル手帳として機能を発揮させる
では、デジタル手帳としての使い方ですが
アプリ自体の拡張性が高くて、カスタマイズに富んでいるので
とても使い勝手のいい、理想の手帳が出来ます。
カレンダー機能、フォルダ管理機能、デイリーノート機能、
ウィークリーノート機能をインストールすることができて
慣れてくれば、マンスリーノートを自作することも可能です。
そのほかにも、ハビットトラッカーや日記帳としての機能を追加も出来ます。
通常、多くのアプリでは、開発者が作ったUIのまま使用することがほとんどです。
ですが、obsidianの場合は、自分でレイアウト、色、フォント、テンプレートなど
好きなデザインを選んでいく感覚で、使用する楽しみが増えていくんですね。
他のノートアプリとの大きな違い
obsidianをノートアプリとして使う大きなメリットとして
- 新規ページへのリンクが自動的に生成される
- ネット無しでもローカルで使える
- 過去の全データを見返す手帳になる
上記があります。
ページリンクが自動的に生成される
まず、ページを行き来するためのリンクが自動的に作られる機能を紹介します。
通常の使い方であれば、ノート間を行き来するためのリンク作成を
”[[××××]]”←この二重カッコの中に、ノートのタイトルを入れることによって
簡単に自分の知識体系を大きくしていくやり方です。
さらにこの機能を応用すると、二重カッコ内に「日付のタイトル」を作ることで
最初からリンク付きのページを生成することができます。
つまり、リンクを作る手間が必要なく、ボタンひとつで
デイリーページを増やしていくことが可能なんですね。
元々のカレンダー機能と合わせることによって
日付をクリックするとデイリーページを開くことができます。
ページが自動で増えていく感じですね。
ネットなしでも動く
そして、このアプリ自体がPCのローカルフォルダーにデータを記録する設定にできるので
いつでもサクサク開くことができます。
ネット環境に依存しなくなるんですね。
外出先、旅行先でも、いつでもデジタル手帳を開けます。
紙の手帳と同じ感覚です。
もちろん、クラウド上に保存もできるので
スマホからもアプリを同期させて使用することが可能です。
過去データ全てを検索できる
また、obsidianは検索機能が優れていて、ページタイトルはもちろん
ノートの本文のワードもピンポイントで検索にヒットします。
デジタルデータとして手帳を記録していくと
過去何年分もの膨大なデータを残していくことになります。
質量ゼロで劣化しませんから、持ち運びに便利な一方で
過去データを見返すには結構な手間がかかりますよね。
通常のアプリのデータ管理は
かなり細かいフォルダー分けが自動でされてしまって
奥の奥の階層まで仕分けされてしまうことが多々あります。
ですが、obsidianは、リンク付けのページは行き来ができるため
細かい階層分けがそもそも不要で、検索で全てのデータを読み返すことが可能になるんです。
つまり、直近のデータはリンクによって素早く行き来ができて
記憶が曖昧な過去のデータは、ワードで検索すればほぼ確実に引き出すことが可能です。
保存場所を気にすることなく
メモや情報を記録していけます。
タグ付け機能もあるにはありますが、それよりも、検索機能の方がはるかに便利なので
検索ワードをジャンルごとに分けたり、絵文字を使ってタグ付けの代わりにするなど
タグで探すのではなく、ワードで探す方に統一するのが管理がしやすくなります。
obsidianデジタル手帳の使い方
次に、手帳化されたobsidianの使い方についてです。
今回、僕が試行錯誤してたどり着いた画面の構成です。
元々は、とてもシンプルなノートアプリ画面ですが
上記画像のように、カスタマイズを自由にすることができます。
実は、もっとたくさんの機能を右側や上下に分割して表示することもできます。
でも私の場合、PC画面の半分だけ表示してマルチ画面で使用することが多いので
このような、シンプルな表示に留めています。
でも、十分すぎる情報量だと思うんですね。
もちろん全画面サイズにして、右側のノート部分をたくさん使うことも可能です。
カレンダー機能
左上のカレンダー機能の表示には、
日付をクリックすると、右側の画面半分にデイリーページが表示されます。
このデイリーページは、あらかじめ作っておいたテンプレートが
自動で読み込まれるようになっています。
その時に、前後の日付を作成するように作っているので
上のボタンの部分をクリックすると、前の日、次の日のデイリーページに遷移することができます。
カレンダーからもページに飛べるし、ページ内の内部リンクからも
どちらからでも行ける二段構造です。
あとは、起床時間とか、天気とか、今日のタスクとかログなどを
自由に残して、その日1日を振り返るための内容を
残していくことが無制限にできます。
紙の心配をしなくて良くなるのが
デジタルノートの最大の強みですよね。
フォルダ機能
左側下のフォルダ機能には、デイリーノート以外の大事な記録や
何かの資料を抜粋したものなど、切り取りとして新規ノートを残します。
ここもシンプルに階層分けをあまり作らないで、直感で見れるように
フォルダに残していきます。
後に見返す時にも、直感的に関連性のあるノートを
パラパラとめくれるようにもなるし
検索もラクにできるので、あまりエネルギーを使わないで
整理仕分けをすることができます。
これも、本棚の場所を考えなくてもいいデジタルノートの
強みを活かせる部分ですね。
obsidianの好評な機能
obsidianを長く使っている人たちからとても好評な機能があります。
それは「スタック」という機能で、タブを複数表示する時に
縦長にタイトルが表示されて、ページを捲るように
左右にスクロール移動させることができます。
つまり、ページの裏側にまたページがあって、
横スクロールするだけで行き来するのが楽になるんですね。
私が普段使っているメインPCが、MacBook Proでして
マウスを使うことがほとんどなくて、トラックパットだけで
クリックとかドラックとか全て操作してるんですが、
上記のように、クリックする必要がなくページを切り替えすることができるので
作業効率も、UIの気持ちよさも、格段に上がりました。
ここまで使いやすいアプリってそうそうないと思います。
ストレスなく、タイピングや記録に集中できるようになるのが
長年使い続けているユーザーからも支持されている理由なのかとも感じます。
まとめ
今回は、obsidianのデジタル手帳の使い方について解説をしてきました。
カスタマイズ性が高く、機能が豊富なので
欲張れば、どんなデジタル手帳をも凌ぐ利便性を発揮すると思います。
私の場合ですが、片手間でも楽々操作できるように
機能を絞ってシンプル設計をしてみました。
- デイリーページ
- カレンダー機能
- フォルダ管理機能
- スタック方式のタブ表示
他にも、紹介したい機能はたくさんありますが
これらだけでも、obsidianを使ってみる価値はあるかと思います。
データの保存形式が、アプリに依存しないで
ローカルに残すことができるのは良いですね。
慣れれば、自分の思い通りにさらなる拡張ができるはずです。
長期目線でもアリなのかと思いますね。
私の自前のテンプレや詳しい設定方法などが知りたい方は、
別の記事にて解説もしたいと思いますので
コメントなどで教えてください。
需要が高まれば、動画で解説もしていきたいです。
今回は、以上です。