飽き性の人がつまらないを無くして、人間関係や能力を伸ばす方法

こんにちは、ナベケンです。

飽き性の人がつまらない、続かないを無くす方法について話していきます。

すぐにつまらない、飽きてしまうことが多いという人はぜひ最後まで読んでください。

飽き性の特性を利用して解決するやり方をご紹介します。

実は、私も飽き性です。

子どものころから同じことが続かなかったんですよね。

大好きで、毎日のように聞いていたり、食べていたりしたものに急に興味がなくなってしまったり。きっと誰にでもありますよね。

新しく始めたことが飽きてしまって続かないことが悩みの人は多いと思います。

この内容は動画でも解説しています！

・飽き性の原因

人間は価値を忘れる

たとえば、自分が本当に欲しかった憧れの車を手に入れたとします。毎日乗っていると、その存在が当たり前になり、その価値を忘れてしまうんですね。

初めて試乗して、公道を走った時のウキウキはどこにいったのやら。。

このことは、モノだけでなく人間関係にも言えます。

恵まれた友人や尊敬できる上司がいたとしても
毎日顔お合わせていると、あたかもそれが当たり前のように感じてしまいます。

人間は慣れる生き物

人間はなれる生き物です。

辛いことや苦しいことへ慣れていくことは生きる機能として備わっています。
それが、楽しいことへの慣れも同じく機能してしまって
しかもこちらの方が圧倒的に早いです。

本当に楽しかったこと好きだったことでも、急に慣れてしまって興味がなくなってしまいます。

例えば、恋愛においても、100年の恋と言われるほど長い恋心も慣れからつまらなくなってしまって冷めてしまう、なんてこともありますよね。

得難いものに価値を感じる

得られないものを得た時の喜びって大きいですよね。

例えば、コンビニで簡単に買えるものについて価値があるとは思えなくなってしまいます。
逆に、ダイヤモンドは簡単に得られないから価値が高く維持されています。

もちろん美しさもありますが、ダイヤモンドは、市場に出回る量を調整されています。
希少価値が高く維持されているからこそ、値段が高くなるのです。

つまり、得難いものを得られたという希少性が価値を上げているのです。

簡単に手に入るものは価値が下がってしまいます。
触れ合う時間が長ければ長くなるほど当たり前になってしまうんですね。

・飽き性でも出来る解決法

やるべきことを終えたあとに楽しいことをする！

まず、第一の対策は、ご褒美を後回しにする！です。

決まったことをやるのは、つまらなく感じてしまいます。
でも、日々生きていく中にはやらなければいけないことがたくさんありますよね。
やりたいかどうかは別として、仕事や勉強など逃れられないことです。

このような毎日のルーティーンを、楽しい事よりも先にやるんですね。

そうすると、この後にお楽しみが待っているワクワク感や
やるべきことをやった達成感などを感じて
好きなことや楽しいことの価値もさらに上げてくれます。

この順番を変えることだけで、好きなことに対して飽きるまでの時間を遅らせることもできます。

例えば、僕はお酒が好きなのですが
よく商店街の居酒屋で真っ昼間から飲んでいる定年後のおっちゃんを見て
なんて自由なんだろうなぁ。と憧れたりすることがあります。

でも僕は、朝から自由に気まままに飲むお酒よりも
仕事終わりのご褒美のビールの方が
おいしく感じます！

それはなぜかというと、やるべきことというハードルを越えたあとのご褒美だからです。

楽しいこと・好きなことは、やるべきことのハードルを越えたあとに置いておくと、より一層満足度が上がります。

今日は頑張ったからちょっとリッチに○○しよう！というように、まずやるべきこと、そのあとご褒美としての楽しみの順番にしてみてください。

価値をいつでも思い出せるようにする

人間は忘れてしまう生き物ですよね。すごく手に入れたかったものでも当たり前になってしまうと、手に入れた時の気持ちを忘れてしまいます。

ミシガン大学で、高級車と一般的な車に乗っている人を対象にした面白い研究があります。

高級車に乗っている人と普通の乗用車に乗っている人を対象に、ドライブ中の満足度を調査しました。

そうすると、どんな高級車に乗っていても、一般的な普通車に乗っていてもドライブ中の満足度はさほど変わらなかったんです。

しかし、この結果に変化が起きたのは、ある質問を先にしたときでした。

それは、
「この車を手に入れた時、あなたはどんな気持ちでしたか」
という質問です。

そうすると、自分が手に入れた時に覚えた達成感や喜びを思い出して
格段に満足度が上がったんですね。

これは、人間関係にもいえるでしょう。

たとえば、夫婦でも長年一緒にいると冷めてしまうなんていいますよね。

でも、それは車の例と同じように、どんな気持ちでお付き合いを始めたのか、子供が生まれた時どんな気持ちだったかを忘れてしまっているからなのです。

ミシガン大学の研究で明らかになったのは、手に入れた時、最初に感じた気持ちなど、感情に重点をおくと満足度が上がるということです。

この人が好きだ、と思うことや、どうしてもこの車を手に入れたいと思っているときには、他にはない価値を見出しているのです。

それを忘れてしまうことによって満足度も下がるので、飽きたり冷めてしまったりするのです。

だからこそ、まずはいつでも最初の喜びを思い出せるようにしておくことが重要です。

どんなものでも構いません。

ノートでも手帳でも、ブログでもなんでもいいので、何度も何度もリマインドしていきましょう。

変化をみつける

飽きることが多い人って普段と変化がないから飽きちゃいますよね。

たとえば、ディズニーランドはリピート率が９５パーセント以上と言われています。

どうして、何回も何回も行く人が多いのでしょうか。

通常であれば、何度も何度も同じ場所に行くことは、それが当たり前になった時点で希少性が下がって飽きてしまうはずです。

ディズニーランドに飽きずに何度も行きたい、と思えるのは、変化があるからです。

季節ごとのイベントの変化、新規のアトラクション等、行く度に変化や新しい発見をさせてくれます。

こういった仕掛けがあるからこそ、また行きたいという気持ちにさせ、親子三世代で行く場所といわれるほどのリピート率をつくることができます。

このことは、対人関係にも言えますよね。

毎日一緒にいる親子・夫婦など家族だったら、一緒にいることが当たり前になってしまっていやなところだけ目についちゃうこともありますよね。

文句ばかり言ってしまっているかもしれません。

でもこれは解決できます。

新しくできるようになったこと、知らない一面を積極的に見つけるようにしていきましょう。

そうすることで、より相手に興味を持ったり、大事にできるようになったりするので価値を感じられる気持ちを継続させることができます。

普段のコミュニケーションの中で、どんなことを考えているか、どんな変化があるかを気づいていく姿勢が大事です。

違いや変化に気づいていくことができれば、飽きることはありません。

楽しく長く幸福感を持続させることができます。

飽き性の人は、新しい発見をすることや、変化を楽しむのは得意なはずです。

この特性を利用するのは難しくないですよね。

まとめ

今回は、飽き性であるという特性を生かして、能力を伸ばし、幸福感を持続させる方法について書きました。

その方法はこの3つです。

• やるべきことを終えたあとに楽しいことをする
• 自分にとっての価値をいつでも思い出せるようにする
• 変化をみつける

飽き性であることって世間的にはマイナスに見られがちです。

でも飽き性であることは、現状を覆し、新しいことにチャレンジする能力があるということです。

たとえば、好きなこと・楽しいこと・恋愛をろうそくだとします。

勢いのある燃え盛る炎でも、ろうそくの炎は蝋がなくなってしまうと消えてしまいますよね。

でもその蝋は、行動の順番を変えたり、その価値を思い出したり、新しい面をみつけたりすることによって蝋をどんどん足していくことができます。

テクノロジーによる変化や、働き方のような考え方の変化も大きい今、新しい発見や変化を楽しむことのできる飽き性の人は、活躍していく人材です。

マイナスだと思われがちな飽き性という特性は、もはや弱みではありません。

諦めることなく、自分の欠点だと思ったり悩みだったことを
強みに変えていければと思います。